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動画がございますのでご参考にしてください。
切子工房 箴光(しんこう)ホームページURL:
独立切子士 斉藤光が手掛ける「本物」の切子。
創業100年以上を誇る江戸切子の工房で秘伝の手磨きの技術を体得し、生産性や採算が悪いことを考慮しても伝統を大切にし、本物の切子をユーザーに届けたいということで、当工房も手磨きの技術を大切に考えております。
デパートなどの仲介業者を挟んでいないので、値段についても相当には安いはずです。
様々な業者と打ち合わせして選定した三重県産の上質な木を使った木箱に焼き印を押したものに製品を梱包させて頂きます。
写真もあるので参考にして頂けると幸いです。
製品説明
本製品、ぐいのみ・霧桜(きりざくら)は伝統的な矢来をベースにした製品でございます。
元々は当工房オリジナルでスタンダードの四つ矢来を配置した「ぐいのみ・四つ矢来(よつやらい)」として正統派で美しい切子として試作を開始しました。
16等分を4分割にしてカットする計算が、カットが複雑すぎてミスして3分割にしてしまったところ、5枚の花びらが出てくることがわかりました。
その花びらを見た時に桜だと直感的に思いました。
これを製作している時期は2月の中旬です。
もうすぐで春が待っているので桜をテーマにしたいと思い、四つ矢来のデザインは一旦置いておくことにしました。
また四つ矢来をベースにしておりましたが、ぐいのみのサイズだと線は少なくした方が色被せ部分とカット部分の調和が取れてきれいに見えるので、線を少なくした二重矢来を採用しております。
試作品をベースに今度は3分割に合うように最初から15等分で調整し、5枚の花びらがきれいに整合性を保ちながら現れるようにしました。
しかし、中心部分の5枚の花びらをもつ桜は目を少し離して他のカットの部分を見ていたりすると、ぼやけて形を失い、霧の中に消えていくように思えます。
霧の中に見え隠れする桜、このぐいのみは「霧桜(きりざくら)」と名付けました。
また霧桜は切子で表現する桜、子を省略して切桜(きりざくら)でもあり、「霧」と「切」のダブルミーニングとなっております。
「切」という字はカットするという意味の他に「磨く」という意味もございます。
切磋琢磨、大切、共に磨くという意味で「切」が使われております。
そういうことを知った上で、霧桜は購入者の方の人生が磨かれていくことをお願いをしながら製作しております。
美しい桜はイメージとして見えているのに霧の中に消えていくようで、それでも消えないように桜を追い続ける、まるで人生のようです。
桜がそのまま幻になって霧の中に消えていくのか、自分の力でハッキリした桜を開花させるかは今後の自分次第です。
当工房の切子は江戸切子の伝統的な手法である「手磨き」というガラスの強度が保たれて高品質に仕上がる技術を用いて磨いています。
一方、世の中には「酸磨き」という酸にガラスを浸けてガラス全体をボロボロに溶かしながら磨くものもございます。
酸磨きのものは傷が付きやすく、色が落ちる可能性があるなどのデメリットがありますが、工数を抑えて値段を安く販売できて売れ行きがよくなるので、多くの工房や作家が酸磨きを行っております。
当工房の切子はカット面を1本ずつ研磨して磨いておりますので、ガラス本来の強度は失われておらず、洗剤やたわしでゴシゴシ洗って頂いても構いません。
熱湯、電子レンジ、食器洗い機は他のガラス製品と同じように使用できませんのでご注意ください。
取り扱い方については工房のホームページにて詳しく解説しております。
切子の取り扱い方、使い方→