お札は曲げても曲げなくてもお金の価値は変わりません。

キャッシュレス化が進んだ現代ではなるべく現金は持ちたくない、持つにしてもコンパクトに持ちたいという意見が多いと思います。（私もそうです。）

しかし、それでもお札を曲げずに持つということを選択した人に私はグッと来るものがあります。

大きくてかさばるというデメリットよりも
お札を渡す人や物（レジ係の人や精算機など）に対する思いやりを優先したあなたの心意気に。

曲げないのはお札だけではなく、あなたの信念であることを。

そのようなあなたに敬意を表して、
どんな長財布よりもスマートでコンパクトかつ大容量なものをご用意しました。


○ 作品紹介
この財布は、TPU（熱可塑性ポリウレタン）という素材でできています。
（スマホケースや時計のバンドなどに使われています。）

この素材は柔軟性と強靭性を持ち、水や汚れに強い特性があります。

そのような素材を3Dプリンターで印刷したのがこの財布です。

そして、この財布は小銭入れに特化していることから、
こぜに → ぜにこ → Zenico【ゼニコ】と命名しました。

合わせて、小銭入れが櫛（くし）に見えるのでラテン語の櫛を意味する「pecten（ペクテン）」をつけて

　Zenico pecten【ゼニコ ペクテン】

Zenico【ゼニコ】の小銭入れは自重で落ちずに指で押し出しやすいように工夫がされています。

時には他の硬貨が多すぎて部屋に入り切らないことがあるかと思います。
しかし、TPUの柔軟性がここで活きてきます。

100円玉があふれれば、径の近い5円玉の部屋に一時退避することができます。
（1円玉なら50円玉なども可能です。）


○収納力
・カード　5枚
・お札　40枚
・小銭　500／100／50 ／10／5／1 円 各3枚（合計：18枚　1,998円）

お札入れが大容量なので、レシートや商品券を入れても余裕があると思います。


○メンテナンス性の高さ
Zenico【ゼニコ】では金具や糸を使っていないため、シンプルで壊れにくい作りになっています。

その中でもこのZenico pecten【ゼニコ ペクテン】はモノコック構造なので、
シリーズの中でもかなり壊れにくい作りになっています。

仮に壊れたとしてもこの製品に使われている部品は以下の部分だけなので、ご自身で直すことができます。

　・プラスチックホック 10mm
　（これは100円ショップでも入手可能です。）


○最後に
正直に申しますと、私は長財布を使ったことがありません。

なので、私がもし長財布を使うならこういうのが良いなということを意識して作りました。

長財布を長年愛用されている方でここはこのようにした方が良いという意見がありましたら、遠慮なく教えて下さい。

さらに良いものができればモノづくりにとって至上の喜びですから。

また、今回はあなたのお目に叶うものではなかったとしても、
Zenico シリーズではさまざまな用途の財布をご用意しております。
興味がございましたらご覧ください。

Zenico【ゼニコ】　：　三つ折り財布


Zenico nudus【ゼニコ ヌーダス】　　：　マネークリップ


Zenico fluctus【ゼニコ フラクタス】　：　二つ折り財布


Zenico clam【ゼニコ クラム】　　　　：　コインケース