本国アメリカでもワーカーを中心に絶大な支持を受けている「LevisWorkWear」が登場。　最大の特徴は通常のリーバイスレギュラーパンツに比べ、よりタフにワークへ特化した作りとなっているパンツです。ハードな作業や強度に耐えられる巻き伏せ縫い仕様、裏地の負担がかかり穴の開きやすいポイントにはストレスポイント補強を施しています。また、ベルトループにも工具差しを付けたベルトや重量のあるカラビナを装着した際にも耐える補強がされており堅牢な作りです。元々ワーカーがハンマー等の工具を入れる様に設計され腿部分に縫い付けられた「スケールポケット」は便利さとファッション性の両方を兼ね備えています。ヘビーオンスな生地感と本格的なディテールながら比較的お手頃なプライスも魅力となります。
ベースとなるLevis505は数あるロットナンバー、シルエットの中でも人気で定番の１本となります。501と比較して語られる事が多く、最大の特徴としては501よりもゆとりを持たせたウエストと深めな股上、そしてフロントのジップフライが挙げられます。これにより快適な着用が可能となり太股から裾にかけてすっと落ちる綺麗なストレートラインも更に際立ったものとなります。
505ジーンズの誕生のルーツは、1950年代半ばに発売された501のジッパーモデル「501ZXX」にまで遡ります。当時ボタンフライに馴染みがなかったアメリカ東海岸地域に向けて製造された501ZXXはその後改良が加えられ、1967年に正式な505というロットナンバーを与えられて今日に至ります。
ストレートジーンズにおいては正に定番のモデルで、日本国内においても1990年代のアメカジ・渋カジブームにおいては過去のヴィンテージロットが高額で取引されるなど人気に拍車がかかりました。
現在でも505のネームを関して数多くの商品が世に送り出されており、ポリウレタンを混紡したストレッチタイプは元々のゆったりとしたストレートシルエットと相まって抜群の穿き心地となります。

【Levis/リーバイス】
現在から150年以上前の1853年、リーヴァイ・ストラウス(Levi Strauss)氏がサンフランシスコで自身の名を冠した雑貨店・生地卸商「リーバイ・ストラウス社」を設立した事に起源を持ちます。後にジーンズを世に送り出し、ゴールドラッシュで湧く金鉱で働くワーカー達から絶大な支持を獲得しました。また、ワークブランドで有名なBEN DAVISの祖父であるヤコブ・デイビス(Jacob Davis)氏の協力のもと、ポケットの補強を行う為にリベットを使用するというアイデアを生み出します。現在の5ポケットジーンズの原型を誕生させた功績は偉大で、後世のファッション史においても重要な転換点とも言えました。1940年代に入ると、それまで作業服というイメージが強かったジーンズが西海岸の学生達を中心に流行し丈夫なワークパンツからファッション・アイテムへと変貌を遂げるに至ります。50年代ではマーロン・ブランドやジェームス・ディーン等の銀幕で活躍するスターが着用した事で、その人気は確固たるものとなりました。以降も世界中で親しまれ年齢・性別を問わずあらゆる人々に愛されるブランドに成長します。近年では過去の名作(ヴィンテージ)が市場で高騰するなどコアなファンも数多く存在します。国内ではジーンズに留まらず各ウェアアイテムや豊富な雑貨も展開しており、高級メゾンやプレタポルテのブランドと積極的なコラボレーションも行っています。